上伊田西の獅子楽

福岡県田川市


2日目  5月22日(日)

川渡り神事前の奉納から御旅所でのお着きの舞

(注) 本会HPの規定により未成年者の名前はイニシャルで表記し、写真は処理をしています。
 
 二日目、今日も天気がよすぎるくらいの晴天です。神幸祭で二日間こんなに天気がいいのは珍しいねとの声が聞こえてきます。

  
  この日も「女性の会」のみなさんから手作り弁当を作っていただいています。煮物や子どもたちが好きな肉類など手作りで作っていました。

  
公民館では今日の準備が行われています。
今日も暑くなりそうですので、保護者の方には稚児たちに帽子の着用をお願いしました。

   
 女性の舞手の山口さん髪にも気を使います。保護者の方も事もたちの身支度。稚児の準備ができたので、地元でのお立ちの上伊田駅に向かいます。保存会の登りを稚児たちが持って行進します。

 
 代表世話人の木村さんから、各部員や集まっていただいた地域の方々にご挨拶をしました。
  
  さあ!二日目の始まり。笛の吹き立ての音で獅子が目を覚まします・・・。でも、笛の音が聞こえない!どうして???周りの視線が、吹き立て担当に注がれます。 不安定な音のままでしたが、なんとか始まりました。この場所での吹き立てを担当した笛部長の奥さんは、「笛を構えると口と笛がつるつるすべって笛の歌口の位置が安定しなかった。とてもあせったよ」と言っていました。理由はどうやら日焼け止めにあったようです。この日も天気がよくて日焼けが確実でした。そのためスプレー式の日焼け止めを顔にもたっぷりスプレーしました。いつもは、舞が始まる前は、音の確認等をしているのですが、この日はドタバタして事前の音出しができないまま本番をむかえました。そうしたら・・・。事前の音出しは必要だと大反省でした。でも、スプレー式の日焼け止めは、むらなくぬれていたのですね!来年以降は気をつけよう!


この場は若い舞手たちの披露の場でもあります。
始めて獅子頭を持つ獅子部員も地域のみなさんに紹介されます。
 
  ここで出発まで御神酒をいただきます。集まった地域のみなさんにも振る舞われます。ココでも獅子頭は子どもたちの健やかな成長を願う保護者の方に人気です。写真の赤ちゃん、獅子の髪の毛に怖がらずに触れていますね。将来大物になるかも。
 

  上伊田駅から地元を周回して御旅所に向かいます。この日は、公民館に戻るまで4.6kmの道のりです。稚児の低学年は体力を考えて、近回りをします。そのため行列には高学年稚児が同行します。低学年の稚児がいないと、行列が短く感じました。今年は、低学年の子どもたちが多かったのですね。


  今年の稚児たちは元気いっぱい。道中笛に合わせて、稚児たちのハミングのコーラスが鳴り響いていました。「今年は道中笛はいらないのでは?(笑)」との声が聞こえてきました。
 でも、その元気さ故に、稚児の指導員さんたちは、今まで以上に疲れたようです。

 
  地元の町内を出るところで、低学年の稚児たちと合流します。この頃には、高学年の稚児たちも疲れが見え始め、道中ハミングも聞こえなくなりました。

   
 御旅所が近づくに連れて、稚児たちも元気が回復してきました。



 
  御旅所に到着!早速、水分の補給、稚児たちから預かった水筒を渡します。
この間、御旅所では、まつりin田川によるイベントが行われています。イベントの少し時間が押しているようですが・・・大丈夫かな?
 あれっ?稚児たちが何か見上げています。 今年は、川渡り青年有志会の記念写真の後に風船が青空に放たれたようです。それを見上げているのですね。



  予定の時間より15分遅れで頓宮還幸祭が始まりました。獅子楽の奉納は、祭礼と平行して行われるため、しばらく待つことになりました。稚児も一旦は整列をしたのですが、時間が来るまで座って始まりを待ちました。


祭礼が始まり、獅子楽の奉納もスタート。


 毎年、多くのカメラマンがレンズを向けます。ちょっぴり緊張している稚児たち。。







 
  御旅所での奉納も終わると、私たちは風治八幡宮に移動します。。


  獅子楽の奉納が終わると、各山笠の鉦や太鼓の音が一斉に鳴り始めます。威勢のよい田川の祭の始まりです。2基の御神輿が広場を練った後で、各山笠が「がぶり」を披露しながら、河川敷に向かいます。

 
  獅子楽一行が風治八幡宮に向かいます。行列の中にいるとわからないのですが、こうして外から見ると、結構長い行列なんですね。


つづく


上伊田西地区獅子楽保存会