上伊田西の獅子楽

福岡県田川市


1日目  5月16日(土)

公民館 〜 風治八幡宮でのお立ちまで

(注) 本会HPの規定により未成年者の名前はイニシャルで表記し、写真は処理をしています。


  地元、稲荷神社での奉納を終え、公民館に戻ってきました。女性の会のみなさんが前日から準備して、朝早くからつくっていただいたお弁当をおいしくいただきました。今年は、160人分のお弁当をつくったそうです。


  

 
  笛用の水入れは、右上の写真のように台車の横にぶら下げて運びます。今年は今まであった3個にさらに3個を新しくつくり合計6個になりました。台車の両側に3個ずつぶら下げます。でも、最初はうまくぶらさがりませんでした。そこで、とりあえずは、水入れの取っ手の部分に赤い紐を結び輪にすることで、台車の横のフックに引っかけることにしました。
 昼食が終わって、笛のおじさんトリオで作業をしました。何とかうまくいって、来年はもっと見栄えを良くしたいとの欲も出てきました。


稚児たちも公民館に集まってきました。
一気に公民館が、にぎやかになってきました。


白鳥神社御神輿 上伊田西区を巡行

  川渡り神幸祭で風治八幡宮の御神輿と共に渡御される白鳥神社の御神輿は、昭和7年につくられました。40年前に一度修理をしていましたが、表面がくすんできたり、傷みがでてきたりしたため、今回、平成の大修理となりました。その際、支援者が、上伊田西区に多数のいたため、そのお披露目で、私たちの地区にも巡行されることになりました。今回のように白鳥神社の御神輿が、上伊田西区にお越しになったのは記録上初めてのことだそうです。

御神輿の行列が公民館に近づいてきました。


威勢よく公民館の広場でお練りになる御神輿


御神輿の上伊田西区へのお越しを記念して、歓迎の舞を披露しました。
この舞は、2種類ある舞のうち「舞」の演技を3分程度にまとめたものです。
神幸祭へ向けて最後の練習のとき、この歓迎の舞を特別に組み立てて稽古しました。

 
歓迎の舞が終わり、御神輿担ぎ手を地区の方々が接待しました。
かなり長い道のりで疲れていると思いますが、神輿や山笠の集合場所へはまだまだ先です。
時間が気になると思いますが、すこし休んでいてください。


 一時の休憩の後、白鳥神社の御神輿が御出立されました。写真には獅子楽の法被を着た担ぎ手がみえます。白鳥神社の方々のご厚意により、御神輿を担がせていただけることになりました。
担がせていただいた会員は、「いい経験になりました。よかった!ありがとう」という声が聞かれました。また、今から数十年前、稲荷町に住居を構える前に20年近く担いでいた会員もいて、かつての定位置で「懐かしい」と感動していました。


  今年も、福岡県立大学の学生さんたちがボランティアで参加していただきました。稚児たちのお世話をお願いしています。忙しい中ですが、よろしく!全員学生さんたちに見えますが、実は、この中に先生も混じっています。 


稚児たちが集まり、台車を曳くために整列します。

公民館を出発します。道中は太鼓と笛で道楽を奏でながら歩いて行きます。
行列の順番は次のようになっています。
獅子頭

獅子の舞手たち

さい銭箱

太鼓



稚児

台車

リアカー

まわりの人からの話では、今年は、50mをこえるくらいの行列だったようです。

JR田川伊田駅前を通過します。風治八幡宮はもうわずか。

風治八幡宮の階段を登ります。


風治八幡宮に到着。風治八幡宮の御神輿の担ぎ手たちが集まっていました。
社殿では祭典が行われます。


稚児たちは、ここでお弁当を食べました。
気分は遠足? 

県立大学の学生さんにもすっかり慣れ、お話や遊びの相手になっています。

 
準備を待つ稚児たちは、カメラマンにとって絶好の被写体のようです。
多くのレンズが稚児たちに向けられます。

 
祭典も終了し、巫女さんが出てきました。間もなくお立ちの舞いが始まります。


楽(笛・太鼓)も準備OK

いつのまにか多くのカメラマンや見学の方々が集まっています。

お立ちの舞いの始まりです。

神幸祭の安全と五穀豊穣を願って奉納します。

御神輿が境内をお練りになります。
木々の向こうに見えるのは、炭坑節で有名な二本煙突です。


  稚児たちは、境内の片隅で、一生懸命に土遊び。そのうちに、御神輿は御出立していきました。町内をお練りになって、河川敷にむかいます。私たちは、神輿より先に、河川敷にむかいます。



つづく

 
上伊田西地区獅子楽保存会