上伊田西の獅子楽

福岡県田川市


1日目 河川敷から頓宮着輿祭での奉納まで  5月21日(土)


風冶八幡宮から河川敷に移動してきました。
この頃は、まだ、河川敷では人も少なく静かです。

 
稚児が獅子頭に興味を示していますね。 恐れ知らずの稚児たち、獅子頭にいたずらをし始めました。
当然、この後、「コラ−」とおしかりの声がしていました。

 
稚児たちは、待ち時間の間、元気に走り回っています。笛に興味のある稚児もいますね。
おんぶされている稚児は、修学前の幼児たちです。舞はできませんが、稚児の衣装を貸し出して着ています。
そうこうしているうちに、「わっしょい」の神輿のかけ声と山笠の鐘の音が聞こえだして賑やかになっていきます。

2基の神輿がお並びになり、川渡り神事の安全を祈願します。
河川敷では「舞」のみの奉納になります。※舞の種類には「曲」と「舞」の2種類あります・
山笠の鐘が鳴っていると獅子の舞手にお囃子の笛や太鼓の音が聞こえません。
そのため、事前の申し合わせで山笠の鐘は一時止めていただいています。
山笠のみなさん方、ご協力感謝します。



風冶八幡宮と白鳥神社の神輿の前での奉納が始まりました。

この場所は、狭くて窮屈なのですが、稚児たちは、五穀豊穣を願った「俵担ぎ」を立派にして見せています。


ここでの奉納が終わったら、御旅所に移動します。
御旅所では、1時間半ぐらい自由時間があります。
小学生や中学生にとっては出店まわりができるので、大喜びです。


 
本会を支えている学生や中高生たち。大学や仕事で県外に出てもこの日には帰省しています。
今年は、山口県・広島県・岡山県・長崎県からこの日のために駆けつけた部員たちがいました。
大人たちは、ちょっとアルコールが入ってきます。
写真右の方は、本会、事務局長 「スーパーおばあちゃん」こと高辻さんです。その横のおじさんは私です。


 今回、御旅所の社の白鳥神社の神輿のところに獅子頭が飾られていました。白鳥神社の関係者の方に聞くと、この獅子頭は、馬場地区の方が持っていたそうです。馬場地区は、古賀町、白鳥町と白鳥神社の氏子になりますので、今回、白鳥神社奉賛会に寄贈されたそうです。
 明治の頃は、私たちの地区と馬場地区が交代で奉納していたという記録があります。ひょっとするとその時代のものかもしれません。

 
私たちがのんびりとしているとき、英彦山川では川渡り神事が行われています。


しばらくすると2基の神輿を先頭に各山笠の川からあがってきます。

風冶八幡宮と白鳥神社 2基の神輿が並んでお社に入っていきます。
お社では頓宮着輿祭が行われます。同時に神様が無事に着輿されたことをお祝いして獅子楽を奉納します。

 




神輿の担ぎ手のみなさんは、疲れているにも関わらず、奉納が終わるまで、見ていただいています。
神輿を担ぐ会のみなさん、白鳥神社奉賛会のみなさん ありがとうございます。
明日も元気に神輿を担いでください。


無事に一日を終えて公民館に戻ります。雨が心配されましたが今日はなんとか持ちました。明日が心配!


今日の午後を中心にボランティアをしていただいた福岡県立大学の学生さんです。

天気が心配ですが、明日の準備をして、それぞれが帰路につきました。






上伊田西地区獅子楽保存会